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1: タケノコがお送りします。 2016/07/26(火) 07:11:31.25 ID:CAP_USER9
東京都知事選(31日投開票)の注目候補者に2020年の東京五輪・パラリンピックへの思いを聞く最終回は、野党統一候補のジャーナリスト・鳥越俊太郎氏(76)。「聖火最終ランナー」の候補に大リーグ、マーリンズのイチロー(42)を指名。
当選した暁には、選手と都民の安全を守るために現在の7月から8月の真夏開催を変更し「10月実施」を提案する考えを明言した。(高柳 哲人)

告示後の今月18日、渋谷で街頭演説をしている時に聴衆の1人が熱中症のため倒れたことがあった。鳥越氏はそれを関係者から聞かされ、同時期に行われる五輪への不安が頭によぎった。

「選手の人たちは心身を極限まで鍛え、全力を出し切って競技に臨む。ただでさえ消耗が激しいのに、猛暑という悪条件で大会をやってどうするんだ、と。
選手だけでなく、観戦する都民、国民も熱中症になってしまうでしょう。そこをきちんと考えなければいけないでしょうね」

東京都のトップとして、「都民の安全」を守ることは最重要課題。都知事となった時には開催時期を遅らせ、10月にすることを提案することも考えている。

「前回の東京五輪の開会式が10月10日。日本はその時期が一番、気候がいい。国際オリンピック委員会(IOC)の言うがままに受け入れるのではなく、今からでも変更できるならすべきだと思います」

大会は4年後だが一つだけ決めていることがある。それは、聖火最終ランナーの人選だ。

「これだけは言っておきたい。日本人全員が納得して『この人なら』と送り出せる人がいるじゃないですか。イチローです。今考えられる中では、彼一人しかいないと思う。
大会の時は46歳になりますが、彼は『50歳まで現役を続けたい』と話しています。現役大リーガーの最終ランナー。いいと思いませんか?」

招致の際には「約半世紀ぶりに五輪をやるっていうのもいいかな」と思っていた。とはいえ、招致が決まった2013年9月のIOC総会での安倍晋三首相のスピーチには驚かされたという。

「IOC総会の最終プレゼンで、安倍さんは福島第1原発について『アンダーコントロール』と言った。
でも、今現在でもコントロールできていないじゃないですか。安倍さんは、世界中にウソをついたことになる。これは問題にしないといけないでしょう」

五輪開催には賛成の立場。公約の中にも「夢のある東京五輪の成功へ」の言葉があるが「この点だけは、きっちりしておかないといけない」と声を大にした。

五輪関連施設に対する都の拠出金の膨張が続くことについては詳細を把握できていないため「対策など、今は細かいことを言うことができません」。
その前段階として、情報公開の必要性を説くと同時に、都民が「納税者意識」を持つことを呼び掛けている。

「そもそも、取材する立場の私であっても何も知ることができずに、事が進められていた。誰も知らないというのは、これはおかしい。
私は『どこにどれだけ使う』という数字を示し、都民と話し合って必要なものにはお金を出していくという原則を貫いていきたい。
もちろん、都民の皆さんも自分たちの税金を使われているという痛みを知って、政治に参加し、意見を出してほしいと思います」

「政治はギブ・アンド・テイク」と考える。それだけに、現在の大会組織委員会にも、疑問を持っている部分があるという。

「森(喜朗会長)さんには『ちょっと民主的ではないかな』という印象はありますね。『オレがやることに文句をつけるな』というか、周囲の意見が尊重されていない感じがする。
政治になっていないというか。率直に言えば、他に適当な人がいれば代わってもらいたいという気持ちもあります。
ただ、知事になったら協力してやっていかないといけない。だから、あんまりいろいろ言うとね…」(笑い)

スポーツ報知 7月26日(火)7時5分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160725-00000197-sph-soci

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